家族の一員である愛犬も一緒に旅行へ。
そんな旅のスタイルがスタンダードになっている近年。旅先のいろんな景色や匂いをワンちゃんと一緒に感じるお散歩は、忘れられない思い出になるはずです。
海辺の町らしく海岸線を歩きながら、途中でパンを買ってベンチでパクリ。歴史名所も訪ねながら、旅先のお散歩を愛犬と楽しんでみては？
↓ 《COFFから歩いて約15分》
お散歩の途中にぜひとも立ち寄りたい
地元の人もこぞって通う海辺のパン屋。
MUBUYU
天気の良い日にはテラス席でパンをいただくのも気持ちいいですよ
地元でも人気のパン屋さん。天然酵母を使った具沢山のサンドウィッチが看板メニューで、ほかにハード系のパンやおやつパン、焼き菓子なども並んでいます。女性店主がひとりで切り盛りしているので、扱う種類や数はそう多くはありませんが、ひとつひとつに愛情がたっぷりと感じられます。朝は8時ころから開店し、14時頃にはパンが売り切れてしまってしまうことも多いそうなので、早めに立ち寄ってみてくださいね。
タルタルソースとの相性抜群の「えびアボカドサンド」490円。サンドウィッチは、中身に合わせてバンズを変えています
間口の小さな入り口を開けると、ショーウインドーや棚にパンがならんでいます
MUBUYU TEL／なし 住所／千葉県長生郡一宮町一宮10129-1 営業時間／8時～無くなり次第終了 定休日／火曜・水曜 https://ja-jp.facebook.com/pages/category/Food-Stand/Mubuyu-202127979937246/
↓ 《歩いて約5分》
潮風と波の音が心地よい海岸へ。
ワンちゃんも思い切り走れて、うれしそう
一宮海水浴場
日差しが反射して、キラキラと輝く海。頬に感じる潮風も気持ちいい！
パンを買ったら、お店から歩いて5分ほどで砂浜に到着です。海辺には水遊びにはしゃぐ子どもたちや、同じように愛犬の散歩を楽しむご夫婦、波のコンディションを確認するサーファーなど、皆が思い思いに過ごす、ゆったりとした時間が流れているようです。
開放的な空間に、旅の疲れもどこかへ行ってしまった様子。軽やかな足取りで砂浜を遊びます
普段はみたことのない大きな海に、最初こそとまどっていたわんこも、すぐに慣れて海岸線を走りまわります。寄せては返す波にも恐る恐る近づき、波しぶきを浴びてびっくり顔！
一宮海水浴場 住所／千葉県長生郡一宮町一宮
↓ 《歩いて約10分》
海辺のお散歩をたっぷりと楽しんだ後は
広場のベンチでモグモグタイム
一宮海岸広場
飼い主さんもちょっと休憩。広場にはトイレもあるので、ひと休みするにはぴったり
砂浜をぶらぶらと遊んでいると、少しお腹がすいてきました。たっぷりと走り回ったので、乾いたのどを潤すためにも、九十九里ビーチライン沿いにある一宮海岸広場でちょっとひと息いれます。小さな遊具があったり、シャワートイレがあったりと、お散歩の途中に休憩するにはうってつけ。騒がしくもなく、落ち着いた雰囲気が漂っています。
一宮海岸広場 住所／千葉県長生郡一宮町船頭給2512-81
↓ 《歩いて約5分》
小説家・芥川龍之介が滞在したという
茅葺屋根の離れにお邪魔します
芥川荘
明治30年建築の茅葺寄棟造りの離れ。主屋と次の間2室の3方に縁側をめぐらしています
一宮海岸広場から5分も歩くと、一宮川の河口にある旅館・一宮館に到着。実は、この一宮館の離れには、小説家の芥川龍之介が滞在した建物が残っていて、国の登録文化財にもなっています。離れは旅館の敷地の松林の中にあるので、フロントでひと声かけていきましょう。
芥川龍之介が書いた恋文を記した碑も、立てられています
芥川龍之介は大正3年と5年に、この離れに滞在しており、いくつかの作品の中にも一宮の思い出が登場しています。のちに奥さんとなる塚本文さんに、ここから長い求婚の手紙を送ったそう。
芥川荘 TEL／0475-42-2127 住所／千葉県長生郡一宮町一宮9241（一宮館内） 見学時間／日中※見学の際は、フロントにひと声かけてください http://www.ichinomiyakan.com/
↓ 《歩いて約40分》
ここからは、海辺を離れて市街地方面へ。少し長めの道のりになりますが、町の中を流れる穏やかな川を眺めながらのんびりと歩きます。20分ほど歩くと、景色は変わり住宅街から町の中へ。線路を超えると、お店もちらほら登場し、最近はパワースポットとしても注目を集める玉前神社も見えてきます。
活きの良い旬魚や、地元・九十九里ならではの加工品も並ぶお魚屋さん
玉前神社は1200年以上の歴史があり、子宝や縁結びなど女性を守ってくれる神社として知られています
町民の憩いの場所。城山公園へ。
晴れた日には九十九里の浜も望めます。
城山公園
城山公園の桜は、例年4月の上旬に見頃を迎えます
高台にある住宅街を歩きながら、城山公園へ向かいます。かつて一宮城があった場所で、晴れた日には、展望広場から一宮の町と海岸を見渡す眺望が広がります。時期になると、桜の色のトンネルも出現。公園をかわいらしい春の色で染め上げます。
標高30mの高台にある公園。少しだけ空に近い公園で、のんびりとお散歩しましょ
城山公園 TEL／0475-42-1425（一宮町観光協会） 住所／千葉県長生郡一宮町一宮 見学時間／24時間 http://ichinomiya.org/spot/020/
一宮町は、開放的な海沿いの風景と町の中で歴史を感じるスポットと、二つの魅力が同居する町です。ワンちゃんと一緒に、町の香りと楽しみながら、お散歩してみてくださいね。
■□今回提案するウォーキングコースのMAPはこちら□■
